Edo Castle Stone-walled Moat Recycled Masonry

【2019年12月訪問】小石川後楽園の塀

2019年12月に見に行きました。 この石積は小石川後楽園の塀になっていて、江戸城外堀跡から出土した石垣の一部が再利用されています。小石川後楽園の作られた江戸時代初期の技法で作られているようです。だからか、もちろん和風だし小石川後楽園内の雰囲気に合っていていい感じでした。

小石川庭園に行った後回りの石垣が立派だったので見ていると、江戸城のお堀の石が使われたようです。

小石川庭園に行った後周りを散歩して帰ろうと、歩き始めると石垣が立派なのと、大名石工の工事後の印があったので、不思議だなと見ていると、説明の立て札を見つけました。石は江戸城の石垣の発掘で出てきた物が使われたようです。

江戸城の石垣が残る

「江戸城外堀石垣を再利用した石積」をご存じですか？東京文京区の南部に位置する後楽にある都立庭園の小石川後楽園を取り囲んでいるのが江戸城外堀の石垣を再利用した石積みのことです。 強靭な城を築城するために使われただけあって見応えがあって打込接ぎ（うちこみはぎ）の石垣を見ると多少の凹凸はありますが、隙間はかなり少なくなっているのが特徴的です。

小石川後楽園の外塀へと

江戸城外堀の石垣がリサイクルされ、小石川で見られるとは知りませんでした。 広い小石川後楽園をぐるっと囲む築地塀の土台に、その再利用されたものが使われている旨、説明がなされていました。昔立派な石を盗まれないよう刻まれた家紋や印を見つけると、少しだけ歴史に触れられた気がします。

小石川後楽園を取り囲む築地塀

小石川後楽園を取り囲む築地塀は、江戸城外濠石垣を再利用して造られているそうです。石垣の上に白壁、最上部に屋根を有する独特な景観は、国の特別史跡・特別名勝の二重指定を受けている小石川後楽園に相応しいと思われます。