90年を超える歴史の、全てがクラシカルなホテルでした。久しぶりに古き良きホテルに泊まったと感じました。 よく清掃されており、キレイですが、廊下やラウンジの床はおそらく90年前と同じ、丸太を使ったもので、味わい深かったです。部屋は山小屋風。おそらく壁紙ではなく塗りの壁。家具と建物の梁、そしてダイニングのお皿までキチンとテイストが合わせてありました。たのしかった。 食事は、昔懐かしい村上シェフの伝統を感じさせる、日本人の感性をフィルターにして昇華されているフレンチでした。丁寧に料理されており、美味しかった。家庭では絶対に再現不能なものを食べました。 Diningには上原さんという名前のMaitreがいて、この人がいかにも「サービスのプロ!」と掛け声をかけたくなるようなカユイ所に手が届く仕事をスピーデイに、しかし静々とこなしており、見ていて実に気持ちが良かったです。 我々が朝5時に周囲を散歩に出ようとしたら「熊に気をつけてください」と言って貸出の熊鈴を走って持って来てくれた方も良かった。 ここニ十年ほど、ホテル朝食と言えばBuffetになってしまい、人件費を考えると仕方ないのですが、こちらの朝食は「ゆで*ですね?茹で時間は何分にしましょう?」というあの懐かしいホテル朝食が美味しくて思わずクロワッサンお代わりしちゃいました。 値段は安くないが、おすすめです。
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